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職員インタビュー

第十三回「まずは挑戦しないと…」

こぶしの里 施設ケアマネ 中村 美代子 さん
       (聴き手:羽沢ナーシングホーム 事務 田中)

―グループに入ったのはいつ頃ですか?

(中村さん:以下「中:」)平成21年の9月10日が入職日です。

―ではもう10年位、いらっしゃるのですね。

中:そうですね。

―ケアマネさんになろうと思った理由は?

中村さん中:たまたま、友達がヘルパーさんをやっていて、「どんな仕事だろう?」という所から始まって、その頃丁度主人の親も高齢になってきたから、(介護の仕事は)将来的に役立つかなと思いました。
 その頃ヘルパー2級という資格を取る、というのがあったので、まず研修に行きました。その研修の中で資格の話が出てきて、「まず介護福祉士は、3年経つと取れるよ、その後介護の仕事を5年すると、ケアマネが取れるよ」と教わりました。
 その頃は全然ケアマネを取る気持ちは無かったのですが、ちょっとヘルパーの仕事をやってみてもいいかなーという感じで始めした。

―そうなんですね。

中:それがキッカケ。

家族も、本人も、スタッフも、みんな気持ちが一つに

―私はケアマネさんの仕事について、漠然としか分からないのですが、基本的にどのような業務内容ですか?

中:私は施設のケアマネージャーだから、施設に入所している方の“ケアプラン”、この施設で生活するために、どういう事をサポートしていけばいいか、という事を、サービスという形でプランを作っていきます。
 各施設、入所者100人くらいいると思いますが、ここは多くて、140名。(そのうち)ショートが20名。特別養護老人ホームなので、本来は半年に一回位、プランを書き換えればよいのですけど、うちの法人としては一人に対して3ヵ月毎に見直していきます。それの繰り返しです。
 プランを作っているだけではなく、利用者さんの様子・状態は日々変わっていくので、もし具合が悪くなったら、病院受診しなきゃいけないのかなどを検討して、その手配とか、けっこうこまごまとあります。

―3ヵ月作り直したときに、それを家族にみせるのですか?

中:サインをもらいます。作り直したら、ご家族様が面会に来られた時にサインをもらう事が多いのです。

―うち(羽沢ナーシングホーム)もサイン貰わなければいけない書類がたくさんあったりして、「ケアマネさん大変だな」って思います。

中:皆に協力してもらえて、出来ています。

―よくケアマネさんが「カンファレンスをしないと」等と話していますが、カンファレンスって何ですか?

中:ケアプランを作るためには、情報を集めなければいけない。で、そこのフロアに行って、各セクションの方に、どういう状態かというのを身体的にも全部確認して、どういうサポートしたらいいのかというのを話し合います。

―そういった情報を集めたり話し合いをするのがカンファレンス?

中:はい。その方にあったケアをする為に、問題点とかを探して、ケアプランを作成します。

―ケアマネさんをする上で大変と思うこと、やっていて良かったと思う事を教えて下さい。

中:作成したケアプランが、(状態が変わる・時間が経つなどして)かけ離れちゃっている場合もあるし、逆にすごくその人に合っている事もあるのですが、その辺りは大変かなと思います。自分の作ったプランを見直すのにいいきっかけになっていたりするところもあるのですけど。
 良かったなと思う事は、家族も、本人も、スタッフも、みんな気持ちが一つになったとき。
 結局、具合が悪くて介護が必要な方が来ているので、つらいことが多い仕事ですけど、それでもあえて、看ていかなければならない。だから、みんなの連携が凄い上手くいって、先回りして、転倒を防ぐことが出来た、病院へ早めに行って助かった、などがあるとすごくうれしい。上手くいったという思いはあります。でも実際は難しいからね。

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まずは挑戦しないと…

―今後、取り組んでいきたいと思う事はありますか?

中:ケアマネ業務からは離れた事ですが、こぶしに(異動で)来た時に「言葉のリハビリ」という、デイの職員とやっていた取り組みがありました。人数的にあまり余裕はなかったですけれど、何とかやろうっていうので、週に1回くらいやっていました。それが段々月に2回とか減っていっちゃったのですけれど、何とか続けていました。
 参加していた利用者にも、「言葉のリハビリ、またやってね」って言われると、嬉かったのですけど、結局実際には出来なくなっちゃって、人も変わっていっちゃったし、残念だなって。機会があれば、また行いたいという思いがあります。

―なかなかやりたいと思っていても、行動に移せないですよね。

中:みんなで一緒に歌ったりもしました。

―言葉のリハビリで…
 そうなんですね。

中:(歌が)ヘタクソでも、楽しくやれればいいなって思っていたのですけど、実際には難しい。

―こぶしの里の良い所は?

中:職員目線では、スタッフは皆、教えてくれる人多いし、面倒見はいいので、それと、施設自体が広いので。

―そうですね、大きいです。

中:動きはちょっと大変だけど、利用者はすごく伸び伸びとしていられる。私も最初来た時は、動きが大変で、上に行ってくるねっていうとしばらく…

―帰ってこれない…

中:施設内を回っていると、遅くなることが多いですけど、気持ちは、ギスギスしない、という感じはします。広いからゆったりしていい感じはします。

―こぶしって保育所ありますよね。今って…

中:えーと5~6人をお預かりしているみたいです。2歳までで。

―私も今、妊娠していて、

中:え、そうなの。

―出産したら、こぶしに預けに来ます。「近くて良かったね、羽沢で」ってよく言われるんですよ。

中:何人か、デイの職員は預けているんだよね。

―そう。月5000円で凄く安いからって勧められて。5000円で預けられるところって、(施設内の託児所でなければ)いまの所ないじゃないですか。良いなと思って。

―趣味は何でしょうか?

中:子供を産んだのが遅かったので、当時子供と一緒に何かをしたいという思いがありました。それで、ママさんバスケットをやっています。

―そうなんですね。

中:ママさんのバスケットをやっていて、子供が小学生になったので、ミニバスもやっていました。
 子供がやって、私も教えてあげていたの。で、今はもう子供も大きくなっちゃったので、ママさんだけで。もう老体に鞭打って。年に数回試合があって、人数少ないけどそれに参加して。参加することに意義があるので、試合はちょっといつも負けてしまうんだけど。(笑)

―やれるだけでも、体力がついている(笑)

中:体力はないの、だけどみんな、やれる間はやろうって、続けてはいます。

―この仕事をしていて、心に残っているエピソードはありますか。

中:エピソードまでではないですけど、時々上に行ったりして、(認知症状で)私のことを忘れちゃっている人も中にはいます。でも、声かけて、「私、誰だかわかる?」というと、「中村さんだよ」とかって言われると、やっぱり嬉しいです。
 常日頃、なるべく声はかけるようにしています。フロア回ったら。
 あとはやっぱりどうしても、亡くなられる方も多いのでね。その時ご家族に、お世話になりました。と言って頂いて、ありがとうございましたって終わって…

―そうですよね、「今までありがとうございました」って言われると、やっていて良かったって…

中:良かったなって思います。

―最後に、ケアマネを志している方にメッセージを

中村さん&田中さん介護保険が2000年にスタートして、私はそれまでほとんど専業主婦のただのオバサンだったのだけど、ちょっと意識を変えて、やってみようかなって。私、運がよかったのもあるんですけど、たまたま受けたら受かった。まずは挑戦しないとだめなので(笑)

―やってみないと。

中:うん。その受ける資格、5年とか10年とか(※1)取ったら挑戦して、受けてもらえれば。受けなきゃ受かんないんだから。

―今日はありがとうございました。

中:どういたしまして。

…第十三回おわり(このインタビューは平成31年4月20日に行いました。)

 ※1 2018年以降、無資格で業務経験10年では、受験資格を得られなくなりました。また、業務経験5年の該当資格も、社会福祉主事任用や介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)の資格は対象外になりました。

第十四回もご期待下さい!

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